三度の飯よりワンがすき

shoutanmam.exblog.jp
ブログトップ

翔たん、3周年♥

私の人生で犬との暮らしをしなかったのは結婚をした時の3年間だけ。
もの心ついた時から、常に私の周りにいたのは犬。

小学生の時、母は仕事をしていたので私が家に帰ってもいなく。いわゆる鍵っ子。
そんな寂しさから、下校の帰り道は犬のいる家を一軒一軒回って帰る毎日。

教頭先生の家のセントバーナード、その隣の狆7匹、シェパートのベル、柴ちゃん、白い子、
ポチ、パトラー、チーター、そして我が家のチロ。

私の寂しさを癒してくれた子達。

その中でも唯一触れなかった雑種のチーター。
母からも「チーターだけは噛むからさわっちゃダメよ」と言われていた。

でもいつかチーターの頭を触りたいと夢を見ていた。
毎日毎日通っては吠えられて。給食の残りのパンの耳を投げては吠えられて。

3年生になったころ、チーターが吠えなかった日があってやっと自分と友達になれたんだと
思って頭を撫でた。
チーターはじっとしていたが、私が立ちあがった瞬間、足のスネに噛みついてきた。

私の悲鳴を聞いて家の人が出てきて、そのまま病院へ担ぎ込まれた。
骨にまで達してはいなかったが、しばらくは歩けなかった。

私の足が治った頃、母と一緒にチーターの家へと謝りに行った。
私のせいでチーターを繋いでいた鎖は前以上に短くなっていて。

もう二度とチーターを触る事は出来ないんだと思った。
チーターに謝るすべもなくて。


この事があってから、なぜだか私はより一層犬が好きなった。


数年後にチロが亡くなり、悲しみに暮れていた頃、父が子犬を連れて帰ってきた。
「公園で子供におじさん、この子をもらってください」と頼まれたそうだ。

母はもう二度とあんなに辛い思いはしたくないと、家で飼うことを拒否した。
父は子犬を助手席に乗せて毎日仕事へ行った。そして、知り合いが里親になってくれた。

しかし、数か月後その子犬が子供を産んでしまい、結局残ってしまった一匹を家で育てる
ことになった。

それがチャッピー。

幸せな暮らしから一変、父の会社が倒産して父は多額の借金を残したまま行方を眩ませた。
母と姉と私とチャッピーは取るものも持たず、母の実家へと夜逃げした。

玄関で祖父が言った。
「お前達の面倒は見るが、犬の面倒までは見れないから、捨ててこい。」

私はチャッピーと離れる事が嫌で涙がこぼれそうになった。
しかし、こぼれる前に母が言った。
「この犬を捨てるくらいなら、この場で子供達を殺して私も死んでやる」と。

祖父は何も言わなかった。

チャッピーは部屋に入る事は許されなかったが、裏の玄関で暮らすようになる。

母は今でも言う。
「辛くて何度も死のうと思った。でも、チャッピーがいつも励ましてくれたから、私は
 死ねなかった。辛い事を乗り越えられたのはチャッピーのおかげだから」


チャッピーは母の為に16歳まで生きてくれた。



長くなりましたが、私の犬とのかかわりはこんな感じなんです。
チロもチャッピーも母の犬でした。

いつか私の犬がほしい。そう願って出会ったのが翔です。
d0139036_11162151.jpg

d0139036_11165597.jpg

「wan☆diary『夕焼け小焼け』2007年9月より」

この日記を見つけた時の私はブログという言葉すら知らなくて、見方さえ分かりませんでした。

しかもダックスには興味はなく、暮らしたいと思っていたのは大きな雑種の子。
でも、この背中を見たら涙が止まらなくて。

この写真に添えられていた言葉です。


本牧埠頭

この海の向こうから 翔はやってきた・・

海の向こうに、翔の幸せは無かった
できることなら、翔の過去を取り戻してやりたいけれど・・



「この海が、ここでシッカリ両手を広げて翔の過去を通せんぼしてるから!
 それから青い空は、これからずーーーっと翔についていってくれるから!
 だから、 ・・・勇気をもって、行きなさい 」

  カモメより



仕事中で、涙が止まらずトイレへ駆け込んだ事を覚えています。

そして、3年前の今日、翔とパパと私が初めて会った日。
江戸川の篠崎緑地で、仮ハハさんに抱っこされている翔を見て、天使だと思った。
「翔くん、はじめまして」と手を出したら噛みそうになったよね。可愛かった。


でも、翔は羽の折れた天使だった。


翔の心の奥に潜む悲しみは私が思う以上のものでした。
信じてもらいたい、私達を親だと思ってもらいたい。ひたすらそればかり考えて。


翔が普通の犬だったら、私は預かりボランティアをしていないと思うのです。
翔だけではなく、人間に傷つけられ、愛される事を知らない子達を救いたいと。


翔が心の扉を開いて、私達を信じてくれるまで2年以上かかりました。
だからやっと、こうしてボランティアを始められるようになりました。


翔でなければ、今の私はいません。そう、原点。

翔はいったい何歳なの?そんなのいいっか!!
仮ハハさん、いつも感謝しています053.gif
d0139036_1233458.jpg
d0139036_12412.jpg

翔、うちの子になってくれてありがとう。
[PR]
by shoutanmama | 2010-09-16 11:56 |